2013年9月14日土曜日

琵琶湖タワー


20年ほど前でしょうか。

実家から自転車で行けるような場所に遊園地がありました。
正式な名称は知りませんが、僕らは『琵琶湖タワー』と呼んでました。
枚方パークや長島スパーランドと比べると小規模でしたが、当時世界一の高さを誇った観覧車『イーゴス』やジェットコースターは子供の僕らの目には壮大で
まさに夢の国でした。
『琵琶湖タワー』はその名の通りタワーがありました。
あれは景色が一望できるようなものだったかと言われると・・・全然覚えていません。
当時は最先端だった”逆バンジー”ができたんですが、まだ小さかった僕は乗ることができませんでした。
めっちゃ低いし、ただの塔ですが、僕らにとっては東京タワー、京都タワーに続く日本三大タワーだったことは確かです。

乗り物式のお化け屋敷や、巻物が貰える忍者屋敷は本当にドキドキしたし怖かったです。
時代だからなのかわからないですが、意味不明な建物が多かったのも記憶にあります。
建物の1階には”食べ歩きロード”なるものがあり、お好み焼きとかの匂いがものすごく食欲を増大させました。
この頃はまだ小学校低学年とかその辺だったんで、金もないし自分で買うこともできなかったのですが、もし今もあったら確実に行きまくってると思います♪

あと、琵琶湖タワーには巨大な本屋さんがあったんですが、この本屋さんには今ではありえないぐらいの大量のアダルトビデオとアダルト雑誌が置いてありました。
レジの横に置いてある大量のアダルトビデオは小さい僕に衝撃を与えました。


そんな琵琶湖タワーは、夜になるとイーゴスがライトアップされ、琵琶湖の反対側にいても地元の場所をはっきりと教えてくれました。


ですが
琵琶湖タワーも

経営不振か大人の事情か当時の僕には分かるはずもありませんでしたが
閉園が決まりました。

イーゴスに乗れる最終日には長蛇の列に並び、おばあちゃんと一緒に乗った記憶があります。


閉園になり、人の陰がなくなり、寂びれていく姿は
やはり悲しいものでした。


あれから何年が経ったでしょうか。
まだイーゴスはその場所にありますが、もう元の色が何色だったかもわからない状態です。

ですが、そんなイーゴスもついに行き場所が決まったみたいです!!
バンコク?やったか忘れましたが、外国が引き取ってくれることが決定したらしいです!!

やっと居場所が見つかったと思うと本当に嬉しいです!!

でも、それ以上に
やっぱりあの場所からイーゴスが無くなるのは悲しいです。
いつも僕らの居場所を教えてくれた。
滋賀県の景色には必ずイーゴスがいた。



僕は滋賀県が好きだ。
でも、あいつがいる滋賀県は
もっともっと好きだ。



琵琶湖タワーがあった場所は今ではイズミヤが建った。

イーゴスが無くなれば、もうあの頃の面影は無くなってしまうだろう。

時代は流れて
変わっていくことを僕は
すごく実感しました。

あの頃に僕らがもし大人だったとしても、止めることはできなかっただろう。


でも僕は絶対に忘れません!!


僕がジジイになった時も、またこーやってどこかに琵琶湖タワーのことを書きたいと思います♪
今回の写真は全部グーグルで拾ってきたやつなんで皆さんも暇があったら探してみましょう!
懐かしいですよ!





イーゴス

僕のことを見守ってきてくれて

ほんとに
ありがとう





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